高齢者の脳の健康と食事への配慮
「食べたものがその人を作る」という格言は誰もが知るところです。昨今では、スリムな体型やコレステロール値の改善、環境負荷の軽減を目指した食生活に大きな注目が集まっています。しかし、今回は「食事と脳の健康」について考えてみましょう。
日々の食事は、脳の健康にどのような影響を与えるのでしょうか?
栄養が脳に影響を与えるとは、あまり意識されていないかもしれません。しかし、特定の食品が脳の健康的な老化をサポートし、アルツハイマー病やその他の認知症の発症リスクを低下させることを示す研究は数多く存在します。一方で、揚げ物、甘いもの、チーズ、マーガリンのように、脳の健康に悪影響を及ぼすことが証明されており、避けるべき食品も存在します。
食事は、アルツハイマー病の発症に関与する数多くの要因の一つに過ぎません。他にも、喫煙、飲酒、運動量、知的刺激、遺伝などが挙げられます。それでも、ラッシュ大学の研究者たちが提唱した MIND食(マインド食) を取り入れることで、アルツハイマー病の発症リスクを最大53%低減できるという研究結果が報告されています。
脳の健康を保ちながら年齢を重ねるために、食生活を見直すのに早すぎるということはありません。お子様を幼稚園に送り出すときも、ご高齢の親御様を デイサービスに送り出すときも、脳を活性化させるこれらの食品を積極的に取り入れるよう勧めてみてください。
ブルーベリー
このスーパーフルーツは、心臓病やがんだけでなく、認知症のリスクを低減する効果も期待されています。脳を守る食品としては、おそらく最も強力なものの一つでしょう。
葉物野菜
ほうれん草、ケール、ブロッコリー、コラードグリーンなどは、誰にでも好まれるわけではないかもしれませんが、専門家は週に2〜6皿分摂取することでアルツハイマー病のリスクを軽減できると考えています。これらには抗酸化物質や重要なビタミンが豊富に含まれています。サラダの作り方は無限にあります。ぜひ工夫して、毎日1皿食べることを目指してみてください。もし難しければ、スムージーにほうれん草やケールを加えてみてはいかがでしょうか(ブルーベリーを入れるのも忘れずに!)。味も気にならなくなります。
ナッツ類
毎日ひとつかみのナッツを食べることで、認知症を遠ざけられるかもしれません。食塩不使用のナッツには、良質な脂質とタンパク質が豊富に含まれています。心臓の健康に良いことはよく知られていますが、ナッツは認知機能の向上にも効果があることが証明されています。ピーナッツ、クルミ、カシューナッツ、ピスタチオ、ブラジルナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ、アーモンド、ナッツバターなど種類も豊富で、飽きることもありません。特にクルミには、脳を保護する栄養素であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
魚
オメガ3脂肪酸といえば、サケやマスのような脂の乗った魚にはこれがたっぷり含まれています!また、あらゆる魚に含まれるヨウ素や鉄分も、認知機能の維持に役立ちます。
豆類
キドニービーンズやうずら豆には、特に高いレベルのオメガ3脂肪酸が含まれています。タンパク質と食物繊維が豊富な豆類は、心臓病やがんの予防にも最適です。植物性食品を中心とした食生活には欠かせない食材です。ここで紹介した他の食品と組み合わせれば、脳を活性化させる食事を簡単に作ることができます。ぜひ、チリコンカンのレシピを調べてみてください。
チョコレート、コーヒー、スパイス
お楽しみのコーナーです!健康的な食生活を送るからといって、好きなものをすべて我慢する必要はありません。コーヒーやチョコレートに含まれる抗酸化物質やカフェインには、認知機能の低下を防ぐ効果があるという研究結果が出ています。さらに、シナモンやターメリックには、脳内のベータアミロイドの蓄積を抑える可能性があるという研究も報告されています。







